ダイエット番組

ザ!世界仰天ニュース拒食症「26kg!衝撃ダイエットの女子大生」

2016/12/20

ダイエットで拒食症に陥り、体重26キロ、体脂肪率3%になってしまった女子大生・内海真知子さんの拒食症克服体験談。

日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース 危険なダイエットスペシャル」から、「26kg!衝撃ダイエットの女子大生」です。

26kgまで痩せた女子大生

拒食症。

食べないから極度に痩せていく。そう考えられがちですが、実は一度陥ると簡単には抜け出せない恐ろしい病なのです。

なぜなら、本人には痩せている自覚がない。

栄養失調による睡眠障害、骨粗しょう症、更年期障害、そして抵抗力の低下による感染症などで最悪の場合命を落とす。

拒食症

そんな拒食症に陥り、命の危機に追い込まれた女子大生、内海真知子さん。体重26kg。

世界仰天ニュース拒食症 危険なダイエット 26kgまで痩せた女子大生

1981年、北九州に次女として生まれた真知子さん。小学校の頃から、もめごとの仲裁をするような面倒見の良い子供でした。彼女はいつも友達に囲まれていました。

“強くて頼れる真知子”

真面目でなんでも目標を立てるタイプ。勉強も大好きでした。やれば結果がついてくる。しかし、この性格が彼女を追い詰める事に。

高校3年生を迎える春休み、彼女は大学進学に向けて予備校に通い始めました。夕食は予備校から帰ってから。2つ上の姉はすでに一人暮らし。

そんなある日、予備校でおにぎりを食べようとしていると、友人がこんな事を。

友人
あ、そういえばうちのお姉ちゃんも予備校時代おにぎり食べてた。でも代わりに夕飯食べるのやめたんだよね。太るからって
真知子
じゃあおにぎりだけ!?
友人
そしたら、どんどん痩せていったんだよね

このよくある会話がきっかけでした。真知子さんはこの時、153cmで45kg。

ちょうどよい体重でしたが、本人は自分の体型に自信が無く、鏡も見ないほど。

『痩せたら自信が持てるかも・・・』

そう思い込んでしまいました。家に帰り、夕食を一緒に摂ろうと待ってくれていた父母に向かって夕食はもう食べたと嘘をつきます。

真知子
明日からは帰りに友達と食べるから私の分は用意しなくていいよ

夕食を抜き始めた真知子さん。

当然お腹は空きますが、ストイックな彼女は頑張ってみたくなったのです。翌朝、わずかですが体重が減っていました。

朝と昼は普通に食べ、夜はおにぎり1個。

『夜だけ空腹に耐えればいい』

彼女は毎日少しずつ落ちていく体重に喜びを覚えました。結果がついてくると嬉しい。もっとやりたい。次はどうしよう。

真知子
お母さん、おにぎりぐらい自分で作れるから、他の事してていいよ

母に知られないよう、夕食のおにぎりを小さくしました。

高校3年生になると、朝食のおかずを抜き、何も塗らない食パン1枚に。両親には夕食が遅いからまだ消化されてないみたい、と嘘をつきます。

この頃になると、少しでもカロリーを消費したいと、遠いバス停まで歩いて通学していました。

友人
あれー?真知子痩せたんじゃない?
真知子
本当?嬉しい

その言葉が何よりの励み。この時、体重40kg。

せめて昼ご飯はと、愛情を込めて作ってくれたお母さんのお弁当も友人に分けていました。

友人
真知子、最近全然食べてないよね
友人
そうだよ。ちゃんと食べな。病気になるよ

周りから「食べなさい」と言われる事に、なぜか異常なストレスを感じました。

そして、母に「お弁当の量が多い」と怒るように。

真知子
ああもうご飯多いよ!減らしてよ!自分でやるからいい!

反抗などした事のない娘が、なぜ食べ物に関してはこんなにイライラするのか。お母さんには分かりませんでした。

ついに、母の作るお弁当を拒否。お昼もカロリーの低いパンを少しずつ食べるように。

これで、朝昼晩制限された食事となりました。

友人
それで足りるの?
真知子
足りるよ!運動してないんだし、これで十分!

その迫力に、友人たちはなにも言えませんでした。

薬剤師であるお母さんは、以前精神科に勤めていました。その時、娘によく似た症状の患者を見たことがありました。

真知子。「拒食症」って、聞いた事あるでしょ?あんたこんな事続けてたら拒食症になっちゃうよ
真知子
拒食症!?ありえないよ。それって、すごく痩せてる人の病気でしょ?私みたいなデブが拒食症なんて言ったら恥ずかしいよ

彼女には自分が痩せているという意識が全くありませんでした。これこそが、恐ろしい病気の始まりとも知らずに・・・。

バイオエステBTB

拒食症。正式名、神経性無食欲症。

1983年、アメリカの人気兄妹歌手・カーペンターズの妹、カレンが、拒食症による心不全で亡くなったのは有名。

カーペンターズ カレン

そして2006年、スーパーモデルのアナ・カロリナ・レストンも拒食症による感染症で死亡。

スーパーモデル アナ・カロリナ・レストン

これをきっかけに、モデルを夢見る若い女性が同じ運命を辿ってはならないと、痩せすぎのモデルはショーの出演を禁止されたり、健康診断書の提出が義務付けられました。

拒食症は、体以上に精神への負担が大きいとされています。目標意識の高い人が陥りやすいといわれ、病気の自覚がないまま鬱、引きこもりなどに陥る事もあります。

拒食症

真知子さんの体にも異変が。生理が来なくなりました。

女性にとって深刻な状態です。でも、煩わしさから解放されたと、彼女は内心喜んでいました。

さらに行動はエスカレート。暇さえあれば体重計に乗り、下剤まで服用。しかし、その下剤のカロリーすら心配になり、薬草のお茶に変えました。

世界仰天ニュース拒食症 危険なダイエット 26kgまで痩せた女子大生

お母さんは拒食症に関する本を読み漁りました。

食べられない病気なんて本当にあるのか?

戦後間もない時代に育った父親には考えられませんでした。

拒食症患者には、「食べなさい」は逆効果と言われています。でも、親として何も言わずにはいられませんでした。

食べないと、脳が委縮して頭の働きが悪くなるんだって

しかし真知子さんは・・・。

『脳が縮むなら、その分体重が減ってラッキーじゃん♪』

もう正常な感覚ではありませんでした。

このころの彼女は、アグレッシブで力がみなぎっていました。運動するのが楽しい。細くなった足を出すのが嬉しい。人生で初めて体育を楽しいと感じていました。

1kg減るたびに自分が好きになる。大嫌いだった鏡も、いつも眺めるようになりました。

そして、それは服装にも現れました。ノースリーブとホットパンツで予備校に通いました。この時、体重35kg。

友人たちは気を遣って真知子さんの手足を隠しましたが、本人にはその意味が分かりませんでした。

高校3年生の10月、真知子さんは推薦で長崎大学教育学部に合格。

実家から長崎までは通えないため、4月からは一人暮らしになります。その日までは家族と夕食を食べなければなりません。それが苦痛でした。

カロリーの低い物をほんの少しだけ、時間をかけてゆっくり食べる娘。お父さんはそんな姿が我慢出来ませんでした。

真知子!いい加減にしなさい!
真知子
なんで!?いっぱい食べてるじゃん

そしてお母さんもついにこう言います。

真知子。明日病院に行きましょう

今まで我慢していたお母さんでしたが、心療内科のあてはつけていました。

『病気でもないのになんで!?』

そう思いながらも、真知子さんは何を言えばいいか作戦を考えました。

真知子
明日から、ちゃんと食べます
医師
約束、守れるね?
真知子
はい。今まで受験のストレスで・・・でももう終わったので。母には本当に心配をかけてしまったと反省しているんです

真知子さんは、食べない事を自覚して反省しているかのように嘘を並べたてました。その日は「栄養不良」として点滴を打たれて終わりました。

真知子
今日は点滴で栄養摂ったから夕食いらないよ

さらに、今まで予備校に行っていた時間をエネルギー消費に当てるように。ジムに通ってひたすら体を動かしました。

でも、すでに激しい運動には体がついて行きませんでした。それでも、動いていないと太るのでは?と不安でした。

街で痩せた女性を見ると・・・。

『あの人私よりずっと痩せてる。いいなぁ・・・』

自分が他人より痩せている認識はありませんでした。痩せるためにもっと出来る事はないか。そして、また新たなルールが。

真知子
お母さん。明日から夕飯6時に決めたから。6時以降は絶対何も食べないからね

母が仕事で遅くなると、家の前で帰りを待ちました。

ごめんね真知子。遅くなっちゃった
真知子
遅い!!6時過ぎたらもう何も食べないから!!

以前は料理が好きだった。でも今は食べ物をどう扱っていいか分からない。食材に触るのも怖い。

だから、お母さんが作ってくれるのをイライラしながら待つしかありませんでした。

そして、「自分は相手より食べていない」そんな安心感が欲しくて、必ずお母さんと一緒に食べました。

体力が落ちたせいで、夜はよく眠れません。突き出た骨が痛くて寝返りを打つ。

明日は何を食べようか。
何なら太らず満足できるか・・・。
食事のことばかり考えていました。

母もまた眠れませんでした。寝ている間に娘が死んでしまうのではないか・・・。不安になり、生きている確認をするため部屋に見に行っていました。

この時、体重30kg。命の危機が迫っていました。

世界仰天ニュース拒食症 危険なダイエット 26kgまで痩せた女子大生

迎えた高校の卒業式。真知子さんは友人から手紙をもらいました。

真知子は3年間私を支えてくれました。けれど、今の真知子は魅力的じゃありません。前の真知子に戻って下さい。

私は何も変わっていないのに、両親も友人も何を騒いでいるんだろう。なぜ、分かってもらえないのか。腹が立ちました。

いよいよ一人暮らしまであと1週間となりました。すると、こんな事が。

コンタクトレンズの曇りがひどい。何度洗ってもドロドロしたものが付いている。

知り合いの眼科で診てもらうことにしました。やせ細った真知子さんの姿に驚く医師。

医師
栄養不足による免疫力の低下で、アレルギー性結膜炎になってますね。そのせいで、目からタンパク質が出ているんでしょう。それに、短期間であの痩せ方。異常ですよ。すぐに専門医に診てもらった方がいい

そして、別の心療内科に連れて行かれましたが、またしても「明日からちゃんと食べる」の一点張り。

こんな状態で一人暮らしさせるわけにはいかない。病気を治すまで、大学は休んで家にいなさい
真知子
体の調子は悪くない。大学で勉強したいの。どうして楽しみを奪うの!?

たしかに、楽しみを奪うのは逆効果だと考え、両親は長崎での大学生活を許しました。しかし、痩せこけて春なのに厚着をしている自分に向けられる好奇の目。

そして、道を譲られるなど、周りの人からの優しい態度。きっと、私は痩せているからだろう。それだけは自覚しました。

友人は出来ましたが、一緒に食事を摂る事はありませんでした。家に食べ物は一切置かず、3食全て同じパンだけを食べる日々。他の食べ物は考えられませんでした。

食後は部屋中をピカピカに磨き上げてカロリー消費。

入学してすぐの健康診断で、衝撃的な事が起こります。血液検査は、血管が細すぎて注射針を刺す事が出来ませんでした。

そして、この時体重は26kg、体脂肪率3%。命の危機が迫っていました。

50kgの女性の場合、骨・血液・内臓などの体組織は約22kgと言われています。

人間の体の組織の重さ

日本でも、20代女性の5人に1人が痩せすぎと言われており、最近では低年齢化も大きな問題に。

真知子さんは大学医学部の精神科医に呼ばれました。

医師
入院しようか
真知子
嫌です!!絶対に4年で卒業したいんです!

すると、医師はこんな事を。

医師
ひとつ、賭けをしないか。1週間あげるから、1kg増やしなさい

簡単な事だと思った。1kgなんてすぐに増える。クリアしたら、増えた1kgはまた減らせばいい。

栄養士にメニューと量を指示されました。でも、いざスーパーに買い物に行くと買えませんでした。食べ物が自分の部屋にあるなんて、それだけで我慢出来ない。

そして、どうにもならずお母さんに助けを求める事に。お母さんは福岡から駆けつけ、カツ丼を作ってくれました。不思議な事に、この時は胃が受け付け、食べる事が出来ました。久々に食べる肉は美味しく、幸せな気持ちになりました。

そして、約束の体重測定。ギリギリ1kg増えていました。

これから、少しづつでいいからね

喜ぶお母さんですが、真知子さんはその言葉に内心しらけていました。すぐに1kg戻そうと考えていたからです。

ひとまず、体重をこれ以上減らさない条件で入院は免れました。

医師
真知子ちゃん。甘える事も優しさ。甘える事も勇気がいるんだよ

その時は医師が何を言っているのかわかりませんでした。

そして、増えた体重を戻すため食事を拒否。お母さんは我慢出来ませんでした。

何度も何度も信じようとした。その度に裏切られた。

こうして、2000年5月、長崎大学付属病院精神神経科に入院。

真知子
私を捨てないで。連れて帰ってよ。お父さん、私を愛してないの?

ベッドが並んだだけの仕切りの無い部屋。主治医は若い男性の医師。医師は、時間割の提出と、出かける時間、戻る時間の厳守を条件に、大学への通学を許可。

体重が32kgになったら退院だと約束してくれました。この治療の薬は無い。ただ食べる事。

20代女性の1日あたりの基礎代謝と同じ1200kcalを摂取。

そして、病院から通学。ここに来て体が悲鳴をあげ始めました。
歩くのがしんどい。休憩しないと歩けない。
手すりを伝わないと階段を上がれない。

通学の条件として、昼は400kcal以上を摂らなければなりませんでしたが、食事をする自分を見られるのが恥ずかしい。痩せているのに一人前食べるなんておかしい、そう思われているのではないか。不安で仕方ありませんでした。

なんでもない段差で転ぶようになり、やがて、段差が無い場所でも転ぶように。

入院して2週間。一向に体重が増えず、主治医が若い女性医師に変わりました。

医師
1週間、大学には行かせません。
真知子
勝手に決めないで下さい!前の先生と約束したんです!
医師
私が主治医です!これからは行かせません

面会者がいない限り、病室から出る事も許されませんでした。

お母さんが来た時だけ、外の空気を吸う事が出来ました。

入院して1ヶ月。骨が当たって痛い。寝返りを打つうち、ベッドから転げ落ちてしまいました。自力では這い上がれない。さすがにショックでした。

この生活をなんとか変えなくては・・・。

ようやく主治医と積極的に話をするようになり、食事の量も自ら1800kcalに増やしてもらいました。

でも、実は真知子さんは変わっていませんでした。

32kgにさえなればいい。

ただその思いだけで食べていました。30kgを超えた時点で歩けるように。そして、入院して2ヶ月。体重は目標の32kgに。

これでやっと退院できる。しかし・・・。

医師
週に2回はここへ来る事。その時に体重が減っていたらまた入院だからね
真知子
はい。わかりました

真知子さんはその日の夜から食べる量を減らしましたが、「減ったら入院」という言葉によりかろうじて体重をキープしていました。

マイクロダイエット

後期の授業が始まり、大学へ戻った真知子さん。そこで、一人の女子学生と知り合います。彼女はマイペースで、話していて気が合いました。

仲良くなった頃、真知子さんは自分の体の事を彼女に打ち明けます。

真知子
実はね、私、自覚は無いんだけど拒食症らしいんだ
友人
うん、見れば分かるよ
真知子
えっ・・・。私、痩せてて気持ち悪いでしょ?なのに、仲良くしてくれてありがとうね
友人
私は健康な状態の真知子を知らないし、知り合った時点で真知子はこの状態だったでしょ。だから比較も出来ないし・・・でも仲良くしてるってことは、真知子に何か、魅力があるんじゃない?

そう言ってくれたのです。彼女といると気が楽でした。

真知子さんがほとんど食事を摂らなくても気にする様子は無く、食べろとも言わない。それが嬉しかったのです。

そんなある日、友人が与論島への学生ツアーの貼り紙を見つけます。

友人
あ!与論島だって!安いよこれ!やっぱ大学生は海でしょ、水着でしょ!

『水着・・・!?私は無理でしょ?私とは行きたくないでしょ?』

そう思っていると・・・。

友人
ねえ、真知子行くでしょ!?
真知子
うん、行ってみたい・・・

誘われて嬉しかった。でも、1週間も体重を量らない生活。自由にならない食事。一人になれない。耐えられるのか・・・。不安が真知子さんを襲います。

次のページでは、彼女を変えるきっかけになる出来事が!

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